目標設定
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経営で一番重要なのは,目標設定だと思う.
「最近うまくいっています」と思っていても,それは何と比較してうまくいっているのかが問題だ.ずっと赤字だったのがやっと数弱万円の黒字が出ての「うまくいっています」だと,実際の課題はこれからで,ようやくスタートラインに立った(戻った)に過ぎない.
またずっと成長していたとしても,売上10億円の会社を目指すのか30億円なのか,それとも100億円を目指すのでは,現状がうまくいっているのかどうかの評価は全然違ってくる.
要するに何を目標とするかが問題なのだ.
同様に,現在の仕事が物足りなかったり,厳しい壁に当たっていなかったり,いい加減な仕事振りでもうまくいっていると感じているのなら,それは「目標設定が低過ぎる」ということである.
僕も他人事ではない.当社はノルマもなく経費も絞らず,会議もほとんどせず,稟議書もなければ僕自身,社員を叱ったことも殆どない.それは「良い会社」であるということかなと思わないでもなかったけど,実はそうではない,単に「甘く,目標設定が低かった」だけの話である.
目標が低く甘い会社というのは,ろくなことにはならない.社員は成長できないし,こんなものだと思って足踏みしてしまう.そして会社もいつかはそんなにうまくいくはずはないから,競争に出遅れて駄目になっていくのだろう.
だから特効薬は,「目標を高く設定する」ということである.まだまだ発表できる段階にはないが,僕の中では具体的な目標と期日を考えている.
次のステージに行くために,そして一人一人が成長するために,高い目標に向かって努力していきたいと思います.