当社は1973年設立の防虫コンサルティング商社です。業務用防虫資材の販売では日本で一番シェアが高い高収益会社です。創業50年近い「老舗」ですが、やっていることと働き方はベンチャー企業に近いと思います。
当社の特徴は、専門性を活かして社会にとって必要なビジネスモデルを構築すること、その際に、当社が本当に果たすべき「梃子」の部分を見出し、全ての利害関係者が喜ぶ解決策を「発明」すること。
そのため博士号、修士号を持った虫の専門家チーム、薬剤師、IT専門家、海外担当、新規事業開発担当者など様々なバックグラウンドの社員が、チームの力を最大限に活かして自由闊達に活躍しています。子供の頃からの虫好きの社員たちは、新しい防虫技術に付いて日夜熱く議論を繰り広げています。商社と言っても業務用防虫資材の研究開発を行い、専門防虫業者様向けの研修会を全国各地で多数開催しております。虫好きでない(むしろ大部分の)社員たちも、自社の強みを分析し、何もないところから新規事業を立ち上げています。事業の発案からサービスインまで全ての工程を担当者が関わります。最近では、住宅メンテナンスに関わる全国ネットワークを短期間の内に組織化し、中古住宅の品質向上に貢献しています。
また当社は社会貢献活動にも注力しています。2011年に発生した東日本大震災後に、津波で被害を受けた水産加工工場からハエなどの害虫が大量発生しましたが、公益社団法人日本国際民間協力会、社団法人日本ペストコントロール協会と協力し、広範囲における防疫活動を行いました。
また海外では、昆虫媒介感染症がまだまだ蔓延しており、アフリカ諸国を中心に100万人以上の幼児がマラリアなどの疾患が原因で死亡しています。当社はこの問題を解決するために世界保健機構(WHO)の仕様を満たした残留噴霧器を製造、輸出しております。夢は世界平和、まだまだ当社にはやれることがあると思っています。
代表取締役社長 片山 淳一郎 |
1984年 | 大阪府立茨木高校を卒業(水球部で国体、インターハイに出場) |
1990年 | 京都大学法学部を卒業後、日本興業銀行に入行 |
1993年 | 同行を退職し、アジア経済研究所開発スクールに入学 |
1994年 | 同研究所から奨学金を得て、ケンブリッジ大学経済学部に入学 |
1995年 | 同大学から経済学修士号(開発経済学)を取得、同年当社に入社 |
2000年 | 当社代表取締役社長に就任(34歳)、現在に至る |
日本ペストコントロール協会 国際委員会副委員長(元常務理事) |
日本ペストロジー学会 大阪大会(2008年 第24回大会) 大会長 |
アジアオセアニア害虫駆除連盟(FAOPMA)理事(2005〜現在) |
アジアオセアニア害虫駆除連盟(FAOPMA)会長(2007~2009) |
日本長期住宅メンテナンス有限責任事業組合 代表(2011年〜) |
日本木造住宅耐震補強事業者協同組合 理事(2006年〜現在) |
日本国際民間協力会 副理事長(2010年〜現在) |
盛和塾塾生(1995年〜現在) |
- 防虫技術を発端に、社会問題に関するボトルネックを解決する仕組みを開発すること。
- 少数精鋭でクリエイティブな仕事をする。
- IT技術を活用して情報共有を徹底し、チームワークを重視する。
- 誰にも負けない努力をする。