実力の10倍
カテゴリー: 経営日記
実力の10倍までなら追いつける感覚がある。いつも水球の事例で申し訳ないが、高校の時に初めて水球を始めて、「自分が今出来ると思っていること」の10倍はやらされた経験がある。高校入学当時はそれまで体育の授業で水泳が得意だったと言う位で、本格的な競泳はやったことがない。実際どれぐらい自分が泳げるかと言えば、素人同然だった。進学校の水球と言うマイナー競技くらい、子供の頃からスポーツが得意だった自分には楽勝だと思って入部したのだが、これがとんでもなくきつい体験だった。最初の練習では、いきなり400メートルが始まったが、もちろんそれまで400メートルも続けて泳いだこともない。それでもなんとか50メートルプールを4往復をすると、またもう一本と言われる。既に一本でヘトヘトなのに、合計で3000メートルも4000メートルも泳がされた。当然そのあとは水球の練習が続くのだが、「自分の実力の10倍やらされる」感じである。夏に入ると合宿があるのだが、この合宿がまたとんでもないもので、実力の10倍どころでない、本当に気の遠くなるような経験だった。
しかし若さとは恐るべきもので、なんとかこなせてしまうのだ。これが1年生が終わり、2年生、3年生となると、しんどいのはしんどいのだが、もちろん実力も付いてくる。いつしか中心選手にもなり、練習はしんどいのだけど、試合はそうでもなくなってきた。何試合やってもそれなりにプレー出来るようになってきた。
その頃から、「今の実力の10倍は実現可能」という変な方程式?が自分の中で生まれた様だ。大学受験の時も当然浪人したのだが、遠く及ばない志望校を目指すと決めた時も、「今の実力の10倍」が基準になっていた。試験で80点取らないといけないのなら、今の実力は8点でも大丈夫。極端にいえばそういうことだ。マラソンを始めた時も、5キロ走れたら本番で42.195キロは大丈夫という変な自信があった。会社経営をしていても、今の10倍は十分現実的な?射程範囲内だと思う。実際、この25年掛けて、事業承継時の10倍以上の売上、利益は100倍位になったと思う。そして今でも現在の実力の10倍はやれそうだなといつも思っている。
根拠のない自信と言えばそうなんだけど、僕の経験上、実力の10倍はいつか達成可能と思っている。多分人間の可能性はそういうものだと思っています。
