TOP社員紹介座談会

社員紹介

  • 萩原 悠斗

    営業部 (左上)

  • 坂口 幸太

    営業部 (右上)

  • 黒田 真以

    開発部 (左下)

  • 首藤 空大

    営業部 (右下)

SUMMARY

環境機器ではここ数年、若手の採用に力を入れている。その理由は、社員の年齢層に偏りがあるためだ。積極的に新卒採用を始めたのが、およそ5年前。それから社内の雰囲気はどのように変わってきたのか。前回の社員インタビューのときには、入社してまだ2週間しか経っていなかった首藤が、今では若手のリーダー格となっている。首藤に続く黒田、坂口、萩原が確実に変化している環境機器の現状を語り合った。

応募理由と入社のキッカケ

首藤空大(以下・首藤):前回取材を受けたのが4年前で、写真を見比べると「これほんとに同じ人?」といわれそうだけど、まちがいなく私です。入社のキッカケは、社長と同じ高校の水球部に入っていたからという、まさかの水球つながり。みんなは、どんなキッカケで入社してきたのかな。

坂口幸太(以下・坂口):当社に何人もいる、近畿大学農学部つながりです。4年生のときには少し迷っていて、大学院進学も考えながら、就活も一応やっていました。そんな中で先輩から環境機器を紹介されたのです。会社説明会に参加して、ここなら研究してきた内容を活かせそうだと感じて入社しました。

黒田真以(以下・黒田):近大農学部つながりは私も同じで、開発部にはちょっとした近大学閥がありますよね。私も坂口さんと同じく、大学の研究室で環境機器を紹介されました。説明会に来てみて強く印象に残ったのが、社員の人柄のよさとお互いがとても仲良さそうな感じ。ここならやっていけそうという直感が、大きな後押しになりました。

萩原悠斗(以下・萩原):私のキッカケは、マイナビに掲載されていた環境機器のキャッチコピーです。専門商社を探していると、いきなり「虫×IT」が目に飛び込んできた。このコピーは強烈ですよね、実際になんのことなのか、まったく意味わかんないですから。特にITに興味があったわけではないけれど、これって一体どういう意味だろうと、強く印象に残りました。それで説明会から面接へと進んで「確かに変わった会社」だと魅力を感じたのです。

入社後の第一印象と担当業務

首藤:私が入社した時点で営業での新卒採用は、ほぼ30年ぶりだったそうです。だから近い世代の人がほとんどいなくて、とにかく年齢層の高い会社だなというのが第一印象。先輩と話していてテレビ番組の話などが出ると、ジェネレーションギャップ感じまくりだけれど、それでも社内の雰囲気はとても良いという……。ただし、それからの5年間でみんなを含めて新人が10人ぐらい入ってかなり変わりつつある。なにか変化とか感じますか。

黒田:首藤さんの次の年に入っているので、変化を感じますね。とはいえ基本は変わらずで、私にとっての環境機器は「インテリ系体育会」なんです。社員がマラソン大会に参加すると聞いていたので、バリバリの体育会系だったら、どうしようと身構えていました。でも、入るとぜんぜん違う。体育会のような上下関係はまったくないし、そもそも「なんか合わないなあ」と感じる人が1人もいない。これってなかなか不思議な感覚です。

萩原:その感覚、よくわかります。月並みな表現だけれど、第一印象で感じた「アットホーム」な空気感は、3年経った今でもまったく変わっていない。

首藤:仕事はどんな感じですか。

萩原:最初に担当したのが関西地区のいわゆるルート営業でした。今では営業を続けながら、英語が少しできるので貿易業務のサポートも担当するようになりました。

坂口:メイン業務はルート営業で中国と四国地区を担当しているけれど、時間が空いていれば人手の足りないところを見つけて手伝っています。会社の雰囲気については、会社説明会のときに響いてきた「よい感じ」が、入社後もそのままです。これって50人以上も社員の集まっている会社では珍しいと思います。

黒田:私の仕事はネットショップの運営、もちろん初体験の仕事ですから、わからないことだらけです。けれども先輩に尋ねれば、一緒に考えてくれたり、わざわざ調べて教えてくれたりするので、特に問題なくこなせています。自分が先輩から助けてもらったのだから、次は自分の番ですよね。この流れを後に続く人たちに伝えていかなきゃいけないと思っています。

仕事のやりがいとおもしろさ

萩原:仕事にやりがいを強く感じられるのも、当社の特徴でしょう。私の場合、お客様から感謝のことばをいただけるのが何よりのやりがいです。もちろん入社した当初は知識がないため何か質問されても、すぐには答えられなかった。だから社内に持ち帰り、先輩たちから教えてもらってお客様に伝える。それでもお客様にとっては問題解決につながるから、感謝していただける。基本的に困りごとを解決する仕事、だから喜んでもらえる。少し前ぐらいから質問に対して自分の知識で回答できるようになり、自分の成長を実感できるのもやりがいにつながっています。

坂口:たしかにお客様から感謝されるたびに、本当にこの仕事をやっていたよかったと思います。萩原くんと同じで、私もお客様からの質問に対しては、入社後しばらくの間はずっと開発部を頼りにしていました。それを繰り返しているうちに、いつの間にか自分の中に知識の引き出しができてきていたんだと、最近感じています。おかげでお客様に相談されると、その場で答えられるケースが増えています。

黒田:人に頼らなくなったというのは、確かな成長の証ですよね。そこで少しだけ偉そうにいわせていただくと、私はいろいろな人から頼み事をされるようにもなりました。たとえば「この商品を紹介する動画を作っておいて」などとリクエストが来る。それに応えられると、自分の成長を実感できます。ホームページ関連という少し特殊だけれど、会社にとっては欠かせない業務です。なかでも自分にしかできない仕事が増えているのは、何よりやりがいにつながっています。

首藤:確かに営業の仕事を続けていると、お客様から「ありがとう」とか「助かったよ」といってもらえるケースが多くありますね。それだけ当社の提供している製品やサービスが、お客様の困りごとの解決に役立っているからでしょう。お客様から感謝されるのは、仕事をするうえでのモチベーションアップにつながる。しかも要望に対して迅速に対応できるから、より喜んでいただける。これは日報システムで資料が整理されている、当社ならではの強みでしょう。

坂口:日報にはほんとによく助けてもらってます。蓄積されているデータをみるたび、先輩たちの世代からずっとお客様に真摯に向き合ってきたのだと実感できる。この仕事は一人でやっているのではないのだと強く感じます。

仕事の苦しさを乗り越える方法

首藤:ただし仕事には厳しい面もあるでしょう。ときには苦しいと思うときもあるのでは?

黒田:もちろん、これまでに苦しい思いを何度もしています。なかでも忘れられないのが、一生懸命に作ったつもりの記事に対して、営業担当からいわれた「これでは難しいなあ」というダメ出しのひと言。けれども、バサッと切り捨てて終わりにしないのが当社らしさ。必ずどこが・なぜダメなのかをきちんと筋道立てて説明してもらえる。だから納得できるし、ダメ出し自体が次のステップへと飛躍するための学びの機会となる。

萩原:苦しいというほどではないけれど、営業と貿易という異なる業務の掛け持ちをうまく回していくのが今のところの悩みです。営業は外回りの仕事であり、貿易関係は書類づくりなどで完全に内勤の業務ですから、スケジュール管理をいかにうまくやるかが、今の課題ですね。

首藤:営業をやっていると、お客様のご要望にできる限り対応するため時間管理は難しいですよね。必ずしも100%応えられないケースもあるし、ときには何らかの問題発生につながり、対応のために部長や社長に同行してもらう場合もある。そんなときは上の人の話を一言一句とも聞き漏らさず「何が悪かったのか」を改めて、自分なりに咀嚼して理解するように心がけています。よくいわれるけれど、失敗は学びの最高のチャンスですね。

坂口:まさに失敗からの学びは大切ですね。人を相手にする仕事だから、自分が力足らずでお客様に満足していただけないときもあります。それ自体は仕方のない出来事だと受け止めたうえで、次に同じ失敗を繰り返さないためにどうすればよいのか。日報なども見ながら自分なりに考える。原因や解決策を模索していると、いつの間にか「次は同じ間違いを繰り返さないぞ」と気分転換できていたりもします。

これからの目標について

首藤:今後については、この中では一番年長なので、あえて大きな目標をぶちあげると「年商100億の実現」に貢献したい。そのためには既存のお客様を維持するのは当然ながら、新規のお客様を開拓する必要があります。顧客開拓のカギは、実は社内のコミュニケーションだと考えていて、部署間での連携に力を入れたい。まだまだ力不足ながらも、会社の成長プロジェクトに貢献したいですね。

坂口:そんな先輩がいるのが、この会社で仕事をできるありがたさだと思います。先輩方が、いざというときにとても頼りになる。だからこそ自分自身の直近の目標としては、できる限り先輩に頼らず、自分で仕事をしっかり完結できるようになりたい。そこまで成長できれば、次に続く世代の人たちに対して、今度は自分が頼られる存在になり、後輩たちに安心感を与えられるようにもなれるはずです。

萩原:貿易の目標についてですが、できるだけ輸出を増やしていきたい。現状は圧倒的に輸入の割合が多いので、たとえば「ぺストビジョン」を海外でどんどん拡販していきたい。環境機器の製品価値はグローバルに通用する、すなわち世界の人の暮らしを良くできるわけです。海外への販売を活性化していき、いずれは海外拠点の設立まで踏み込みたいですね。

黒田:個人的な目標ですが、まずネットショップの運営を安心して任せてもらえるようになりたい。そのためには、もっと学ぶ必要があると自覚しています。そのうえでネットショップの売上を、できるだけ早い時期に現状の2倍に増やす。これが業務担当としての目標です。

読者へのメッセージ

首藤:当社は現時点の主力が50代、だから世代交代を進めていく必要がある。そのため若い世代にはこれから、いくらでもチャレンジする機会が出てきます。まさに過渡期に差し掛かっている会社だから、とにかく挑戦したいという人にはうってつけだと思います。

坂口:今でもアグレッシブでチャレンジングな社風ですから、活気にあふれた人が来てくれるとうれしい。ただ一点だけ注意すると、特徴がかなりはっきりしている会社でもあるので、自分に合う/合わないの見極めだけは慎重にしてもらうとよいでしょう。

萩原:マラソンを走るのは事実だけれど、マラソンを走らなければならない会社ではなく、マラソンにもチャレンジできる会社だと思ってもらえればいいのでは。チャレンジの対象は、もちろん仕事にいくらでもあります。だからチャレンジ精神旺盛な人に、ぜひ応募してほしいと思います。

黒田:扱っている製品やサービスは虫に関わるものだけれど、だからといって虫を好きである必要などまったくありません。むしろ虫を駆除する視点から考えれば、虫を嫌いな人のほうが向いているかもしれない。それより、みんながいっているように「なにかやってみたい」と思っている人を歓迎します。