TOP社員紹介藤井智之

社員紹介

藤井 智之

営業部 東京営業所

PROFILE

2006年入社・営業部
関西大学総合情報学部卒業

前職はシステム会社のコンサルティング営業。現在は東京営業所にて、東京・神奈川・甲信越地区の営業を担当している。単なる商品提案に限らず、防虫・防除に関する有用な情報・技術の提供を心がけている。顧客への細かいフォローにも定評がある。のめり込むとストイックに追求するタイプで、マラソンは3時間切りを目標に月間400㎞のトレーニングと昼のみの食事制限を実施。体重を20㎏落とし、見事3時間切りを達成した。スノーボードもインストラクターレベルの腕前を持つ。3児の父で子育て奮闘中。

転職を決めた理由は何ですか?

環境機器は前職の取引先で雰囲気も知っていましたし、社長のブログで綴られる考え方や働き方に魅力を感じていたのが一番の理由です。前職のシステム営業では、お客さまに喜ばれてやりがいも感じていたのですが、残業が多く深夜まで働いてタクシーで帰る毎日でした。当時は25歳でそんな働き方も可能だったのですが、これを10年、20年続けるのは無理だと思いました。

また、私は家も大学もずっと大阪だったので、一度は東京に出てみたいという思いもありました。

ちょうどその頃、環境機器が東京営業所にももっと力を入れようとしていたのです。いろいろな縁とタイミングもあり、こちらに移ることにしました。以来、ずっと東京営業所で働いています。

最初は、虫のことも業界のことも何も知らなかったので、本当にやっていけるのかという不安はありましたが、入社してすぐにその不安はなくなりました。というのも、競合他社との差別化と、利益を回収する戦略がしっかりとできあがっていたからです。おかげで、自分が営業として何をすれば会社やお客さんに貢献できるのかを、すぐに理解して行動に移すことができました。

東京営業所には何人の社員がいますか?

私が入社した2006年時点では3人でしたが、現在は6人です。大阪の本社や九州営業所とは物理的に距離がありますが、気持ち的にはまったく距離を感じません。こちらの活動は毎日、日報にアップしますし、日報を通じてディスカッションも行われます。お客さまの悩みごとや業務の課題も、みんなで意見を出し合って解決していきます。コミュニケーションのツールとしてだけではなく、質の高い仕事をしていくうえでも日報の存在は欠かせません。意見交換して生まれた回答や、日々の活動報告の記録や、顧客の履歴が日報に蓄積していくことで、それが会社の「資産」になります。社員全員がその価値を実感しているからこそ、日報が有効に業務に活かされているのだと思います。

営業の仕事の醍醐味は何ですか?

提案した商品が、役立ったと喜んでもらえたときは嬉しいですね。弊社の開発・輸入商品は、これまで一般的に使われている商品とは違うアプローチで防除するものが多く、なかなかすぐには受け入れられません。たとえば、輸入商品でいえば「バードフリー」という、ハトやカラスなどが近づきたくなくなる成分(忌避剤)で鳥を追い払う商品があります。輸入当時は忌避剤で鳥の害を防ぐというアイデア自体がめずらしかったので、本当に効果があるのかと疑われていました。そこで、実際に現場に一緒に行かせてくださいと頼んで、お客さまと一緒に、防除したい場所の屋根の上に機材を設置しに行ったのです。すると、カラスがたくさん降り立っていた場所なのに、設置してすぐに来なくなりました。効果が一目瞭然だったので、納得して使ってもらうことができました。

ほかにも、お客さまの新たなビジネス創出のお手伝いをすることができたときもやりがいを感じました。床下に薬剤を散布するシロアリ駆除業者さんは、散布するときに建物の基礎のひび割れなどもついでに見つけることがよくあるのですが、これまでは見つけてもそれに対応する手段がなかったのです。そこで、弊社の方で基礎のひびを埋める商材を見つけてきて、シロアリ駆除業者さん向けに、基礎補修のセミナー活動をしました。駆除だけでなく、床下の補修も同時に行えば、他社との差別化が可能です。お客様のビジネスチャンスが広がれば、うちとしても商品を買ってもらえます。

一般のお客さまから信頼してもらえるように協会を立ち上げ(一般社団法人住宅基礎コンクリート保存技術普及協会)、研修会も行って資格制度を確立し、技術向上のためのバックアップも行っています。

転職して、仕事以外で何か変化がありましたか?

プライベートでも毎日走るようになりました。社内行事(那覇マラソン)の参加がきっかけです。初めてのタイムは4時間52分でした。その後は、社内行事だからということでとりあえず参加はし続けていたのですが、30代になって結婚して15kg以上太ってしまったことに危機感を覚え、一念発起して自主的にトレーニングするようになりました。走るのは朝で、4時半から6時半までです。雨の日も出張の日も毎日走りました。最初は10キロの距離を走っていたのですが、量をこなせば速くなることがわかって、走る距離を20キロに増やしていきました。2年半ほど続けて3時間を切ることができました。

走ることは仕事にも影響がありましたか?

あると思います。健康管理はもちろんですが、仕事の目標の数字管理などにも通ずるものがあります。3時間を切ることを目標にしていた時は、朝起きて夜寝るまで頭の中にその意識があって、どういう練習をしたらいいのか試行錯誤していました。ひとつのことに集中して、それをやりきる。目標があって、どうすればそれを達成できるかを考え続ける。フルマラソンに挑戦することと、仕事での目標達成へのプロセスには共通点が多いと感じています。