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害虫駆除の基礎知識 カメムシ駆除
害虫駆除の基礎知識 カメムシ【カメムシって?】
カメムシ類は半翅目に属する昆虫の総称で、世界中で約25000種、日本では約800種が知られている。カメムシ類の多くは危険を感じると悪臭のある分泌物を出すことが知られている。この分泌物は外敵に対する防御物質として、あ るいは一種の警戒フェロモンとして作用していると考えられている。近年、住宅開発・観光開発などで人間が草原や山林に進出するにつれて、不快害虫として被害が出ている。特にカメムシ類は晩秋になると、羽目板や屋根裏に越冬のために集団で集まる。その際、家屋内に侵入し悪臭を放つため問題となる。そしてまた、冬眠から覚めた個体が野外に出るときに再び問題となる。カメムシ類の害としては、悪臭のほかにサシガメの仲間による刺害があるが、日本においては特に問題となる種は存在しない。

マルカメムシ -Coptosoma punctatissima-

害虫駆除の基礎知識 マルカメムシマルカメムシ科。体長4.5〜5.7mm、暗褐色で光沢があり背面には黒い黒点がある。北海道を除く日本各地に分布し、成虫はヤマフジ、クズ、ハギなどのマメ科植物に寄生する。また、ダイズやアズキなどの農作物も加害する。本種は成虫越冬し、越冬した雌成虫は、4〜6月にかけてマメ科植物の葉や茎に20〜28個の卵を2列に並べて産み付ける。幼虫は背面および側縁に長い剛毛がたくさんある。成虫は7月頃から多くみられるようになり、10月〜11月になると越冬場所を求めて分散する。
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クサギカメムシ -Halyomorpha picus-

害虫駆除の基礎知識 クサギカメムシカメムシ科。体長14〜18mm、暗褐色で黄褐色の不規則な斑模様がある。多食性で日本では本州、四国、九州、沖縄に分布し、モモ、ミカン、ダイズなど多くの木の実のなる木の上で見られる。夏から初秋に新成虫が現れるが、暖地では年2回成虫が出現する。越冬のため家屋に大量飛来し、問題となる。

スコットカメムシ -Menida scotti -

カメムシ科。クサギカメムシ同様、越冬時に家屋に大量飛来し問題となる。多いときには何万匹という大群が一軒の家に集まることもある。体長9〜11mm、暗褐色で銅色の光沢があり、羽の先が腹部より長く突き出ている。北海道から本州にかけて分布し、北海道では主に本種が問題となる。山地に生息しシナノキ、ヤマハンノキ、ミズナラなどを吸汁する。

チャバネアオカメムシ -Plautia crossota -

カメムシ科。家屋への越冬侵入による被害はないが、時に大量発生し果樹に大害を与えたり、灯下に飛来したりして不快害虫として問題となる。体長10〜12mm、光沢のある緑色で、半翅鞘の革質部は赤褐色、膜質部は褐色。中国や朝鮮にも分布し、日本では本州以南の各地に生息している。サクラ、クワ、スギ、ヒノキなどを吸汁する。
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アオクサカメムシ -Nezara antennata -

光沢のない緑色のカメムシで、色彩変異も多い。体長12〜16mm、背中に3つの星状の黄斑がある。触角は黒と緑のまだらになっている。日本全土に分布しており、各種の草・樹木・野菜・果樹などを好んで吸汁する。灯火に飛来するため、不快害虫として問題となる。
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カメムシ駆除方法
カメムシ類は種類も多く、マメ科植物やハンノキ、コナラ、ミズナラ、ケヤキ、クワ、園芸作物など多岐に及ぶ食性を持っているため、発生源を特定することは難しく、発生源で駆除することも難しい。そのため、最も重要となる防除法は侵入防止である。特に越冬の時期になると家屋内の小さな隙間を見つけては侵入してくるので、そのような箇所に忌避剤殺虫剤を処理しておくと効果が得られる。しかし、実際は全ての箇所への処理は困難であるため侵入されることとなる。その際、殺虫剤によって駆除するのもいいが、危険を感じると悪臭を放つため刺激しないようにそっと逃がしてやるのもよいだろう。
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