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【ゴミムシダマシって?】
コウチュウ目ゴミムシダマシ科に属する昆虫の総称。小型な種から大型な種まで幅広くおり、その形態も多様である。世界で約
1万6000種、日本には約300種が知られている。大部分の種が植物質を食し、枯死・腐敗植物、種子、獣糞などを食べている。しかし、一部の種が穀物や飼料から発生し、問題となる。日本において問題となるのは、
コクヌストモドキとヒラタコクヌストモドキ
であり、世界中に分布している。特に製粉工場や飼料工場においてよく発生するが、一般家庭や食品店の小麦粉からもしばしば発生する。
コクヌストモドキ
-
Triboium condusum
-
穀粉害虫として最も普遍的な種。体長
3〜4mmで飛翔力がある。
小麦粉や菓子、パン類、米びつなどからよく発生する。全体赤褐色でかすかな光沢がある。体は扁平で、触角の先端
3節は太くなり球稈状を呈する。一般の家庭でもよく発生し、
穀粒よりも穀紛やその加工品を好んで食害する。ヒラタキクイムシなどの出す粉状の木屑
(フラス)などから発生することもあるので、木材害虫と間違われることもあるが、この種は木材を加害しない。成虫の寿命は極めて長く、通常200日以上は生存する。その間、雌成虫は1日平均2〜3個の卵を産み、生涯産卵数は500〜1000個になる。本種はオーストラリア原産といわれており、低温に弱く日本では北海道には定着していない。
●コクヌストモドキ蛹(写真上)
●コクヌストモドキ幼虫(写真右)
ヒラタコクヌストモドキ
-
Tribolium confusum
-
形態・生態ともにコクヌストモドキに似る。コクヌストモドキは触角の先端
3節が球状で太いのに対し、ヒラタコクヌストモドキでは先端に向かうにつれて太くなっているので区別が付く。飛翔力がないため外部から侵入することはないが、穀粉に対する加害能力や繁殖力は高く、通常300日以上も生存する。また、低温に対する耐性もコクヌストモドキより強く、世界的にみても温帯圏の北部に多い。
コクヌストモドキもメイガ類同様貯穀害虫であり、加害されている食品が発生源となる。化学的防除としては、一般に食品倉庫などで臭化メチルやリン化アルミニウムなどを用いた燻蒸が行われている。しかし、その方法は細かく法律等で規定されており、また対象が食品となるため人体に影響を与えるリスクを考えると、一般家庭での使用にはむいていない。現在発生している害虫の増殖および分散を抑制するには、
発生源を特定し、それを除去する必要
※
がある。発生源の調査には
フェロモントラップ
を利用すると有効であり、発生源の特定がしやすい。また、再発防止のためにも、
食品残渣の清掃や清潔な環境の維持
を行うことが基本となる。
※インスペクションを行うことで発生源を特定します。
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